
犬のカーミングシグナルとは?意味・仕草・見分け方をトリマーが解説
犬は言葉を話せませんが、体の動きや仕草でたくさんの気持ちを伝えています。
その中でも重要なのが 「カーミングシグナル」 です。
この記事では、
- カーミングシグナルとは何か
- よくある仕草とその意味
- 飼い主が取るべき正しい対応
を、トリマー目線で分かりやすく解説します。
カーミングシグナルとは?
カーミングシグナル とは、
犬が 不安・緊張・ストレスを感じたときに、自分や相手を落ち着かせるために出す仕草 のことです。
犬同士だけでなく、
- 人に対して
- 知らない環境
- トリミングや病院
など、さまざまな場面で見られます。
👉 あくびなど一見かわいく見える仕草も多いですが、実は愛犬のストレスになっているかも
早く気づけるとトラブルを防げる重要なサイン です。
なぜ犬はカーミングシグナルを出すの?
犬は本来、争いを避けたい動物です。
強い恐怖や不安を感じたとき、いきなり噛んだり吠えたりするのではなく、
- 「落ち着いて」
- 「怖いよ」
- 「やめてほしい」
という気持ちを、まず仕草で伝えようとします。
このサインが無視され続けると、
吠える・逃げる・噛むなどの行動に発展することがあります。
よく見られるカーミングシグナル一覧と意味
あくびをする

眠くなくても出るあくびは、
緊張や不安を和らげようとしているサイン。
叱られたとき、知らない人に触られたときによく見られます。
目をそらす・顔を背ける

相手と目を合わせないのは
敵意がないことを伝える行動。
状況を和らげたい・穏便にしてほしい時にも!
怒られたときに、飼い主さんの怒りを鎮め、場を穏やかにしたいという気持ちの表れです。
「これ以上近づかないで」「怖いよ」という意味があります。
体を掻く・ブルブルと震える

実際に痒くなくても、
気持ちをリセットするために出る行動 です。
トリミング台の上でよく見られる仕草でもあります。
舌をペロッと出す(鼻を舐める)
一瞬だけ舌を出す行動は、
軽い緊張や戸惑いのサイン。
写真撮影中や声をかけた瞬間に出やすいです。
伏せる・座る・動かなくなる
「落ち着きたい」「これ以上刺激が欲しくない」という状態。
固まっている場合は、
かなりストレスが強いこともあります。
勘違いされやすい仕草に注意
以下のように誤解されがちです。
- あくび=眠い
- 体を掻く=皮膚トラブル
- 伏せる=お利口
もちろんそういう場合もありますが、
状況とセットで見ることが大切 です。
カーミングシグナルに気づいたときの正しい対応
無理に続けない
嫌がっているサインが出ているのに続けると、
犬の不信感が強くなります。
距離をとる・環境を変える
- 少し離れる
- 声のトーンを落とす
- 作業を中断する
これだけで落ち着く子も多いです。
「いい子にさせよう」としすぎない
我慢させ続けるより、
安心させることが信頼関係につながります。
トリミング・病院でのカーミングシグナル
トリミングや動物病院は、
犬にとって非日常でストレスの多い場所です。
- 台の上で固まる
- あくび・震えが増える
- 目を合わせなくなる
こうしたサインが出ていたら、
「怖いけど頑張っている」状態。
👉 飼い主さんが理解してあげるだけで、犬の負担は大きく減ります。
まとめ|気づけると犬との信頼関係が深まる
- カーミングシグナルは犬の「心の声」
- 問題行動の前に必ず出ることが多い
- 無視せず、安心できる対応が大切
犬は常に私たちにサインを送っています。
それに気づけるようになると、
より穏やかで信頼のある関係 を築けます🐾

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